一つひとつの行為が命につながる。
日々感じる責任の重さとやりがい
現在、さまざまな疾患を持つ患者さんが入院する個室病棟で勤務しています。
当院は救命救急センターがあり、私の病棟でも急性期の患者さんを多く受け入れています。どのような状況で入院された患者さんでも、入院時から退院を見据えてのかかわりを大切にし、退院後、その人らしい生活に戻れるよう支援に取り組んでいます。
入職直後は先輩と一緒に患者さんの訴えを聴き、症状を観察して患者さんにとってよい看護とは何かを考えながらかかわっていました。緊急で入院した急性期の患者さんとのかかわりでは、病状の変化を捉えてどのような急変にも対応できる力が大切だと感じました。また、先輩の看護実践から学ぶことも多く、私たちの判断一つひとつが患者さんの命につながっているのだと、責任の重さと大きなやりがいを感じます。
入職2年目、若い末期患者さんの接し方で悩んでいた時、先輩たちは何気ない会話から患者さんの苦痛や不安を聴き受容しながら安楽な体位を工夫したり、苦痛を和らげる方法を患者さんと相談しながら行ったりしていました。すると患者さんの気持ちも和らいだのか、「家に帰りたい、頑張りたい」という思いが聞かれたのです。そのかかわりを見て、話を傾聴し、思いを受容しながらケアを行うことの重要性を学ぶとともに、看護の力を強く実感しました。
看護は幅広い知識や技術が求められるので、多くの研修・勉強会に参加し、どんな患者さんにも対応できるジェネラリストとしての力をつけられるよう頑張ります。
