すべてが看護実践に通じるから
どこにいても最善を尽くしたい
情報通信技術を積極的に医療へ応用している当院は、2022年10月より、10階A病棟を最先端のDX病棟として運用しています。情報やデータをデジタル化し、情報通信技術を活用することで業務プロセスをスマート化して、より安全で良質な看護を実践することが目的です。
私はDX病棟新設のメンバーとして準備段階からかかわり、DX病棟発足後はローテーションで所属看護師となりました。通信機能つきバイタルサイン測定機器や、リアルタイムで内視鏡室と病棟間で連携がとれる電子ホワイトボードなど、実際に最先端機器を活用する看護を経験しました。現在は看護部内の医療情報部門に異動し、看護業務支援のためのシステム導入や、導入したシステムを向上させるためのデータ分析、システム操作および情報倫理の研修などを担当しています。特に新システムの構築や導入においては、IT専門用語を看護職にわかりやすく言い換えたり、使いやすいマニュアルを準備したりするなど、現場に役立つように情報発信しています。
新人のころは早く一人前に成長することが一番の目的でした。成長とともに看護の視野は広がり、どこにいてもそこで最善を尽くし、自分も仲間もより良い看護を実践できるように努めています。
現在も、患者さんとのかかわりを持ちながら、デジタル技術の導入や業務改善などを通じて、患者さんの安心とより良い看護実践に貢献するため日々取り組んでいます。