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東京都杏林大学医学部付属病院

〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2

0422-47-3707(人事課直通)

2年目看護師A(左)
S-7病棟(消化器外科)
2023年入職
神奈川県出身 杏林大学卒業
副主任 がん性疼痛看護認定看護師(右)
S-7病棟(消化器外科)
2006年入職
青森県出身 弘前大学卒業

先輩とベッドサイドケアを
行うことで患者さんの
全体像を把握し、
主体性を持った看護を
実践できるまで成長

新人の成長を促すPNSと
チーム全体でサポートする環境

副主任 ベッドサイドではケアにくわえ、疾患に関する知識や患者さん全体を看ることも求められます。当院ではPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を導入し、先輩と一緒にラウンドやケアを行うことで看護業務を習得できる体制になっています。Aさんは入職当初、常に緊張している印象でしたね。

A はい。初めは何をしていいかわからず、緊張しながら看護を行っていました。先輩方や副主任の患者さんに対する接し方を間近で見ることで学びを深められ、緊張もほぐれていきました。

副主任 今は一緒にラウンドしていても主体性が感じられ、相談しながら対等な存在として看護を行えるようになったと感じています。以前は患者さんの観察も決まった項目だけの確認でしたが、患者さんとのコミュニケーションを通じていろいろ聞きとりながら実践できていますね。

A 副主任をはじめ、病棟の先輩方が自分で考えて意見を言える環境をつくり出してくれたので成長できました。PNSは新人が働きやすい雰囲気をつくるとともに、病棟全体の人間関係の構築にもつながっているのだと実感しました。

自分自身の看護観を確立し、
患者さんの良き理解者になる

副主任 Aさんは明るく親しみやすい性格なので、患者さんとのコミュニケーションがスムーズですね。今では自分のペアだけでなく、他のペアのサポートもするなど病棟全体にも目が向けられているので頼もしく感じています。

A 副主任や先輩たちのサポートがあり、ここまで乗り越えられました。副主任はがん性疼痛看護認定看護師の資格を持ち、医師や薬剤師と連携を図って患者さんの痛みの緩和に努めていらっしゃいますよね。知識の豊富さとケアの丁寧さに尊敬すると同時に憧れの存在です。認定看護師の資格をとろうと思ったきっかけは何ですか。

副主任 以前がんで苦しみながら亡くなる患者さんを前に悩んだことがありました。緩和ケアチームに相談しましたが、自分にも知識があったらと思い2016年に資格を取得しました。患者さんだけでなく、病棟スタッフへも知識・技術を還元しています。

A 1年目の、患者さんの痛みについての勉強会が印象に残っています。新しい知識を身につけられたことで、患者さんの痛みに寄り添う看護が行えるようになりました。

副主任 このまま成長して自分の看護観を持ち、看護を実践してほしいです。病棟には周術期から終末期までの患者さんが入院されているため、個別性を踏まえた看護が重要となります。患者さんにとって良き理解者でいられるよう意識して看護を実践してください。今後の目標はありますか。

A 患者さんから信頼されること、患者さんの気持ちに寄り添える看護師として成長することです。そして業務にも余裕と自信を持って取り組み、他のスタッフをサポートできる存在になりたいです。

副主任 当院は多くの診療科があり専門的な知識を習得できます。経験を積んで、より良い看護を提供していきましょう。

点滴管理は常に細心の注意を払い、注意深く行っている。
「Aさんはカンファレンスで発表することも多くなり、退院後を見据えた看護を考えられていると感じます」と副主任。
PNSは病棟全体の人間関係の構築にもつながる。
勤務終了時に緊急入院が入っても、全員で業務を分担し、協力して取り組める環境があることは自慢の1つ。