患者さんの思いを傾聴することで、
信頼関係を構築する
看護師の仕事に興味を持ったのは、看護師として働いていた従兄から「やりがいのある仕事」と聞いたことがきっかけでした。がんと診断された人が、自分らしく生きるためのサポートをしたいという思いから、がん看護の専門性を高められる当院への入職を決めました。
現場では、クリニカルコーチがスキルを正しく実施できるまでサポートしてくれたことで自信がつきました。サポーターからは社会人としてのマナーや態度、コミュニケーション能力などのアドバイスを受けられ、成長につながったと感じています。
一番大切にしていることは、患者さんの立場に立って看護を行うことです。信頼できる人と思ってもらえるよう、その思いを傾聴し、日常の会話から困っていること、悩みを理解することを心がけています。
以前、緊急入院された患者さんで、途中から緩和ケア病棟に転棟となった方がいました。転棟後も私を呼んでくれ、言葉は発せなくとも笑顔を見せてくださり、家族の方にも喜んでもらえました。自分が今まで実践してきた看護が、報われた瞬間でした。
将来の自分のキャリアプランは、看護師として何にでも対応できるジェネラリストになることです。この思いにいたったのは、身近にいる師長の存在でした。知識・技術の豊富さだけでなく、どんな場面にでも対応できる力を備え、きちんと意見を言える力もあり、理想の看護師像となっています。
今後も経験や学びを深め、患者さんに寄り添う看護を提供したいと思います。