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東京都国立成育医療研究センター

〒157-8535 東京都世田谷区大蔵2-10-1

03-3416-0181(代表)

MFICU
2021年入職
福島県出身 自治医科大学卒業

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2022年入職

2021年入職

新たな生命の誕生に
かかわる大きな喜び。
高度専門病院での経験と
日々の研鑽を積み、広く女性に
寄り添える助産師を目指す

患者さんとの向き合い方を模索し、
経験を重ねて気づいたこと

 MFICUに所属しています。当院はハイリスクの患者さんが多いため、安易に「大丈夫ですよ」と声をかけられないケースもあります。入職1年目のことです。長年の不妊治療を経て妊娠した患者さんが20数週で破水してしまい、出産まで長期入院となり、とてもつらかったようで「もうお母さんにならなくていい、やめてしまいたい…こんなことを思うなんて母親失格よね」とつぶやきました。かける言葉がなく、しばらくは何もできない自分に無力感を覚え悩んでいました。
 そのようなとき、先輩たちが「患者さんが気持ちを吐き出せているなら、話をしなくてもいいんだよ」と言ってくれました。それからは背中をさすったり、手を握ったり、患者さんのそばにいることを常に心がけるようになり、経験を重ねた今は「ただそばにいることも1つの支援」だと思えるようになりました。
 入職前は「助産師になり分娩介助がしたい」という思いだけでした。しかし、当院の周産期センターは分娩介助や妊婦の看護だけではなく、妊娠期から分娩、そして退院後の生活を見据えた産後ケアまでの専門性を学ぶことができます。
 今は、女性のライフサイクルを一連の流れで看ることができるように、アセスメント力を高めて広く女性に寄り添える助産師を目指しています。分娩を終え、母となった患者さんが赤ちゃんを見つめる眼差しを見るたびに、新たな命の誕生の尊さと、この仕事への誇りを感じています。

赤ちゃんの心音記録を見ながら看護を振り返る。新人のころは、先輩が時系列に沿ってポイントを具体的に指示してくれ、とても勉強になったという。
小さな命を守る大きな責任を負うだけに、些細な変化も見逃さないように注意深く状態を観察する。

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