聖路加国際病院 先輩看護師インタビュー｜THE LEADING NURSE

患者さんのニーズを引き出し、
最善の看護を提供する

　教育体制が整っていることと、「救急車を断らない」という病院の方針に大変魅力を感じ、当院を就職先に選びました。
　私の所属する救急外来は、毎日多くの方が救急車で運ばれてきます。入職直後はその多さに圧倒されましたが、今はその環境にも慣れ、やさしく熱心な先輩や同期とともに毎日楽しく働いています。救急では救命や治療が先行されることが多く、看護師として患者さんのニーズを導き出す難しさはありますが、「自分にできることが増えればもっと楽しく働ける」という思いで、意欲的に学びを続けています。
　以前、薬を処方されても服用できない患者さんがいました。どうしたら服用できるのか、社会資源は必要か、ご家族の協力は得られるかなど情報収集を行い、ご家族に服用方法を提案すると「あなたに相談して良かった」と、とても喜ばれました。すごくうれしく、患者さんとご家族のニーズに応えられる看護師になろうと決意しました。
　卒後2年目になり、患者さんの安楽についてより深く考えられるようになりました。そのときの看護は最善だったかを自問し、先輩に相談することも増え、一緒に考えてアドバイスをくれるので、とても心強いです。いつも患者さんファーストを実践する先輩たちは私の憧れです。
　多くの意見や指示が飛び交う中でコミュニケーションを密にとり、患者さんにとっての最善を常に考えている救命救急センターが、私は大好きです。忙しくてもアットホームなこの職場で、今後も頑張ります。