ロールモデルとなる先輩方のもと、
理想の看護師を目指して邁進
大学3年次に複数の病院でインターンシップを体験しました。私は患者さんの心に寄り添える看護をしたかったので、患者さんへのかかわり方を重視して検討した結果、一番素晴らしかったのが当院です。患者さんの立場になり、患者さんの目線で対応している当院で看護師としてスタートしたいと思い、入職を決めました。
病院の付属校ではなく外部からの入職で不安はありましたが、先輩方が「入ってくれてありがとう」と迎えてくれ、すぐに不安は消えました。配属は耳鼻科、眼科、口腔外科などの混合病棟です。頭頸部のがん患者さんや白内障、緑内障などの手術も多く、忙しい職場です。疾患や術後管理など学ぶことが多いですが、連携するさまざまな専門職スタッフの指導も受けながら、看護に励んでいます。手術後、発声が困難な患者さんから、筆談で「いつも親切にしてくれてありがとう。困ったときに一番頼みやすいです」という言葉をいただいたときは、とてもうれしく思いました。
夜勤に慣れてきたころ、受け持ち患者さんがベッドから転落してしまったことがあり、責任を感じて落ち込みました。幸いにもけがはありませんでしたが、「なぜ起こったのか」「今後どのように患者さんの安全を守るべきか」を先輩方が一緒に考えてくれ、その支えで立ち直ることができました。
先輩からのやさしさをエネルギーにして、1日も早く患者さんの思いに寄り添える看護師になれるよう、学ぶ姿勢を忘れずに、努力を重ねていきたいと思います。
