HCUでの患者さんのケアを通して
看護のやりがいを実感
中学時代に祖母が救命救急センターで治療を受けた経験から、第三次救急に興味を持ちました。当院は、研修や教育体制が充実しており、学び続けられる環境であると感じたため入職を決めました。
配属されたHCUは、クリティカルな状況に置かれている患者さんが多い病棟ですが、全室個室のためプライバシーが保たれ、その人らしい生活を継続することや患者さんと家族だけの時間を持つこともできます。
受け持ち患者さんの看取りを経験したときは、死は避けられないものと覚悟はしていましたが、想像以上に衝撃が大きかったです。看護師を続けられるか不安でしたが、先輩から看取りの際に大切にしている看護観を教えてもらい、自分も先輩のような看護師になろうと思うことができました。
また、他部署研修で緩和ケア病棟に行った際、自部署とは異なる生体監視モニターのない世界で戸惑いもありましたが、患者さんの思いを尊重できることに魅力を感じ、がん看護にも興味を持つようになりました。
研修や看護部検討会は、自身の興味のあるものを選択できるため積極的に学ぶことができます。先輩方は、専門職であるという意識が高く自己研鑽を重ねる姿勢に、いつも刺激を受けています。最近では、多職種カンファレンスなどに参加する機会も増え、看護師としての自身の意見や考えを発信する責任と同時に楽しさも感じています。
今後は、急性期治療の知識・技術を深めることを目標にしながらも、看護の視野を広げていきたいと思っています。