さまざまな領域の院内研修が盛んで、
自分に足りないケアを常に学べる
両親がともに看護師で、幼い頃から尊敬と憧れを抱いていました。自分もそうありたいと看護職の道へ進み、子どもが好きだったので小児科を希望しました。インターンシップで当院小児科病棟を見学し、雰囲気が明るく、スタッフ間の連携が密に取れており、私もスタッフとして「ここで働きたい」と思いました。
入職当初のゆとりのなかった頃に比べて6年目の今は業務に慣れ、経験も知識も増えて、患児にとって何が一番良いかを考えて仕事に取り組めるようになりました。当院は院内研修が盛んなので、自分に足りないケアの研修がある時は積極的に受講し、自身のスキルアップにつなげています。現在の業務で一番役立っているのがBLS研修、ICLS研修でした。小児科病棟には、病状の重い患児や状態が変わりやすい患児が多く、急変の場に遭遇することが少なくありません。いざという時にすぐ対応できるか不安でしたが、研修でしっかりと学べ、実際の急変時に迅速かつ的確に対応できた経験が自信につながっています。
また、患児の治療や将来に思い悩む家族に対し、ベッドサイドで接する看護師の役目は重要です。家族からの信頼が厚く、絶妙の距離感で接するロールモデルの先輩看護師を入職当初から間近に見てきました。私も経験を重ねるうちに家族から相談を受けたり、長期入院の患児が退院日に手紙をくれたりするようになりました。後輩のロールモデルとなれるよう、今後もいっそう小児看護を追求していきたいと思います。
