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東京都杏林大学医学部付属病院

〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2

0422-47-3707(人事課直通)

3年目看護師A(左)
3-8病棟(高齢診療科・皮膚科)
2021年入職
東京都出身 杏林大学卒業
副主任(右)
3-8病棟(高齢診療科・皮膚科)
2009年入職
東京都出身 杏林大学卒業

超高齢社会の日本に不可欠な
高齢患者さんのケアの習得に向け、
スペシャリストが新人をフォロー

高齢者や認知機能低下の患者さんへ
笑顔で穏やかな看護を心がける

副主任 Aさんとは今年1年間、PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)のペアナースとして組んでいますね。新人のころから患者さんに対してとてもやさしく、声かけの仕方が上手だなと思って見ていました。忙しいときも笑顔を絶やさずにいると、高齢の患者さんも安心しますし、病棟も穏やかな雰囲気に包まれますね。

A 入職して配属先が当病棟(高齢診療科・皮膚科)に決まり、高齢者が非常に多いことに驚いたのは、今となっては懐かしい思い出です。大学病院は急性期医療がメインですが、当病棟は患者さんの在院日数が少し長いことが特徴です。認知機能が落ちないような看護の介入や療養型病院への転院といった退院支援があり、他病棟では学べない看護です。

副主任 日本は超高齢社会であり、高齢患者さんの入院はどこの施設でも増えています。認知機能の落ちている患者さんとのコミュニケーションの方法は、看護師として必須のスキルになるので、当病棟に所属している間にしっかりと学んでほしいと思っています。

スペシャリストが活躍する姿から
多くを学べる環境

A 副主任は認知症看護認定看護師の資格を持つスペシャリストです。どのように介入するか迷う高齢患者さんへの対応を、即座に的確に教えてくださり、日々刺激を受けています。毎日の業務の中で教えていただいたことを忘れないように、復習して覚えるようにしています。

副主任 私たちの病棟は一般的な病棟と異なり、認知機能が低下している方が多く精神的なプレッシャーを感じることもあります。専門的に認知症看護を学んできた私たちが、しっかりと新人看護師をフォローすることが大切だと思っています。希望と不安の入り混じっている新人看護師が安心して働けるように、認知症について学ぶ勉強会を定期的に開催したり、一緒に業務に就いたときはかかわり方についてアドバイスをしたり、高齢者の看護を学べる環境を整えています。

A 認知症の患者さんの対応は、特に個別性が高いと思うので、自分が考えるだけでは気づかない視点についてアドバイスをもらえると非常に勉強になります。

副主任 それは良かったです。Aさんの今後の目標を教えてください。

A 異常の早期発見や患者さんの病態だけでなく、生活背景や家族背景を含めたアセスメントができ、その方に合った看護や退院支援ができるようになりたいです。

副主任 確実に成長しているから、このままの調子でいけば大丈夫ですよ。看護部ではリソースナースの育成を教育方針の1つに掲げています。特定分野に強い看護師が院内で活躍しているのは、当院の魅力でもあります。資格をとりやすいように経済面も含めたサポート体制があるので、ぜひ挑戦してほしいです。

A ありがとうございます。最新の医療技術を学びつつ、さまざまな看護を勉強できる環境を、最大限活用していきたいと思っています。

笑顔を絶やさず、穏やかな看護を心がけるAさんを温かく見守る。
病棟はスタッフみんなで声をかけ合いながら業務にあたっており、明るく働きやすい雰囲気だ。
「些細なことでもうまくできたときは、ポジティブフィードバックをするようにしています。成功体験を積み重ねることで自信につながります」と副主任。

看護部長からのメッセージ

 インタビューからもわかるように、さまざまな分野のスペシャリストや卓越したスキルを持つ先輩看護師から支援を受け、安心して看護を行いながら、ジェネラリストとして成長することができます。スペシャリストに限らずロールモデルが多くいる環境は、将来、どのような看護職を目指すのかを考える良い機会になっています。
 2024年4月1日、杉並区に新病院がオープンする予定です。340床の地域密着型の急性期病院です。こちらも大学付属病院として充実した教育体制を整えています。さらに、本院と新病院の人事交流として双方の強みを生かした教育、研修などの機会を企画していきます。当院に関心をお持ちの方は、就業体験や病院見学にお越しいただき、それぞれの病院の機能や看護に触れてください。

看護部長
根本 康子さん

全国から集まる先輩ナースたち

出身地内訳
入職者の出身地内訳:関東57% 中部13% 東北8% 北海道7% 九州・沖縄7% 近畿4% 中国・四国4%
2022年~2023年入職者(内部生除く)

環境の良い当院で助産師としてスタート。
妊婦にも新生児にもより良いケアを

福島県出身
産科・MFICU

 教育体制が整っていて助産師数が多く、院内助産や助産師外来がある点に惹かれて入職し、1年目です。助産師として、ローリスクの妊婦・褥婦・新生児、ハイリスクの妊婦・褥婦のケアなどを行っています。先輩方はいつも新人を気にかけてくれ、丁寧な振り返りをしてくださいます。早く業務に慣れ、優先度や効率を考えながら動けるようになることが今の目標です。個別性のあるより良いケアの実践を目指して、さらに知識と技術を深めていこうと思います。