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東京都公益財団法人 がん研究会 有明病院

〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31

03-3570-0398(人事部)

看護部教育担当室 A師長(左)
2005年入職
千葉県出身 慈恵柏看護専門学校卒業
2年目 B看護師(右)
9階東病棟(乳腺外科・乳腺内科・形成外科)
2022年入職
東京都出身 武蔵野大学卒業

積極的な学びの意欲とチャレンジを
手厚くサポートする環境で、
がん専門病院の看護師として
成長する

段階的参加型シャドーイングで
できることを増やしていく

A師長 昨年の新人研修はどうでしたか。

B看護師 学生時代はコロナ禍で実習はほぼ中止になり、入職時は看護師に必要な技術が身についていない状態でした。4月の2日間の演習で、採血・点滴管理など技術の基礎を学ぶことができ、病棟でも同期の看護師と練習を重ねました。技術をしっかりと身につけてからは、自信を持って患者さんに行えるようになりました。

A師長 採血の技術だけではなく、患者さんの情報収集、物品の準備、患者さんへの説明の仕方、物品の片付け、記録といった一連の業務を新人2~3人に指導者が1人ついて、丁寧に教えています。

B看護師 がん研の看護師として、患者さんと目線を合わせ、反応をきちんと確認してから次の動作に移るといった基本中の基本も学ぶことができました。

A師長 段階的参加型シャドーイングも役に立ったのではないでしょうか。一般的なシャドーイングは先輩の後につき実践を見て学びますが、当院では先輩が「こういう点を注意するとうまくいくよ」などと言語化して説明することで、新人は先輩が何を考えてケアしているのかを理解できます。新人でも血圧測定や清拭など、できることはどんどん参加してもらうのが特徴です。

B看護師 自分のペースでできることを段階的に増やせるのが良いですね。チェックリストに「できること」「できないこと」「見学1回済」「技術経験1回済」などと書き出し、進捗状況を部署内の全先輩が把握できるようになっています。そのため、プリセプターやアソシエイトの先輩以外からも「バルーン抜去の患者さんがいるから見にくる?」と声をかけてもらえ、さまざまなケアにかかわることができ、勉強になります。

がん専門病院の看護師として
学習意欲を持ち続けたい

A師長 早い段階から看護師というマインドと、ケアに必要な動きに慣れるための教育手法を採用しています。全スタッフで新人を育てる風土を何年もかけてつくり、定着していることの証です。Bさんは看護実践力向上研修が始まり、所属する病棟以外での看護技術の研修に励んでいますね。

B看護師 現在の病棟では、乳腺にかかわる知識は深められますが、経管栄養や気管内挿管の介助を行う機会はほとんどありません。手術室とICUで、人工呼吸器の操作、男性への膀胱留置カテーテル挿入など未経験の看護技術を経験できました。A師長は1年間休職して大学院へ進学されたのですよね。

A師長 はい。病棟師長に着任して数年経過したころに、どのように看護管理をすれば良いのか迷い、大学院で学ぶことにしたのです。

B看護師 私も学習意欲を忘れずに成長したいです。1年目に比べ多少の余裕ができたので、院外研修にいきたいと思います。

A師長 学びの意欲があるのは素晴らしいことです。看護師は入職してからどうやって成長していくかが重要で、当院はチャレンジする人を応援していますよ。

B看護師 がんの最先端治療の専門知識をどん欲に学んでいきたいと思います。

師長や先輩からのアドバイスはしっかりメモをとり、今後のケアに生かす。
病棟以外の部署で看護技術を向上させるための研修を実施。BさんはICU・手術室で人工呼吸器の操作などを実践。
カンファレンス。病棟スタッフが活発に意見を交換し、より良い看護提供の方法を模索する。
年に2回の面談では、公私に渡って悩みなどを打ち明けることも。「師長や先輩方は絶対に味方でいてくれるので心強いです」と話す。
充実した研修があり、看護技術の基礎をしっかりと身につけられた。

全国から集まる先輩ナースたち

出身地内訳
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就職で環境が変わる不安は
オフの日を充実させることで解消

長野県出身
総合腫瘍科病棟

 最先端のがん治療に携われること、看護師一人ひとりが高いプロ意識を持って働いていることに魅力を感じ入職しました。就職で環境が変わる不安はありましたが、オフの日に外出してリフレッシュしたり、友人と話をしたりすることで解消できました。病棟では先輩方が頻回にアドバイスをくださるので、安心して勤務しています。
 今後は専門看護師の資格をとり、一人ひとりのがん患者さんと向き合いながら、ご家族の支援もできるようになることが目標です。