新人を手厚く支える教育体制と
自由に描けるキャリアデザイン
多種多様な重症症例を学びたくて当院に入職しました。しかし実際に入ってみると疾患・重症度の幅の広さゆえ覚えることが多く、想像以上に大変でした。支えとなったのは同期の存在と教育体制です。3カ月ごとの集合研修で、同期が同じような思いを抱えて頑張っていると知り、私も頑張ろうと前向きになれました。病棟でも月に一度、先輩や看護師長が悩みを聞いてくれる場が設けられています。新人へのセーフティネットが手厚かったので、大変な時期を乗り越えられたと感じています。
現在はHCUに勤務しています。以前いた救急外来では今行われている治療への介入でしたが、HCUでは退院後を見据えた看護となり、いわば点から線への看護に変わっています。ただ、どのような場面においても医療の中心は患者さんであり、気持ちを傾聴することは変わらず大切にしています。以前、交通外傷で下肢に麻痺が残った患者さんから「急に天国から地獄だよ」という話をされ、突然体が不自由になった恐怖や不安を深く考えずにケアを行っていた自分に気づきました。それからは短い在室期間でも可能な限り時間を捻出して患者さんと会話し、寄り添った看護を実践するように心がけています。
当院では専門・認定看護師が多く活躍しています。私はこれまで呼吸療法士、ALSなどの資格を取得し、知識・技術を深めてきましたが、さらにブラッシュアップし、専門分野を持つ看護師となり患者さんの早期回復に寄与したいと考えています。