緊張する患者さんを和ませる、
先輩看護師の姿が目標
高校生のときにけがをして入院・手術をしたことを機に手術室に興味を持ち、看護師になろうと思いました。
当院に入職を決めた理由は、アットホームな雰囲気ときれいな院内、教育環境です。研修が充実していて、看護の基礎がしっかり身につくこともポイントでした。
希望の手術室に配属されて、現在4年目になります。手術室は多くの診療科に携わるため、診療科ごとの手順の違いなど勉強することがたくさんあります。1年目は何回やってもうまくいかず、落ち込むこともありました。しかし先輩が「落ち着いて。先生が今何をしているか見て」とそばでサポートをしてくれたので乗り越えられました。できることが増えると自信もつき、手術室看護がどんどん楽しくなりました。
以前、手術が不安で全身麻酔がかかる前に泣き出してしまった患者さんがおり、手を握って眠るまでそばに寄り添いました。数日後、訪室した際に「看護師さん、あのときはありがとう」と仰っていただき、患者さんとかかわる時間が少ない中で、初めて名前を呼ばれたことがうれしく、非常に心に残っています。
私が憧れる先輩は、器械出しをてきぱきとこなし、患者さんとのコミュニケーションも素晴らしい方です。ちょっとした患者さんへの言葉かけで、手術室の雰囲気が一気に和やかになり、緊張と不安でいっぱいだった患者さんが安心されるのがそばで見ていてもわかります。先輩に少しでも近づけるように、日々努力を重ねています。