![THE LEADING NURSE[リーディングナースTOPに戻る]](https://static.nurse-senka.com/img/html/ln2025/ln_logo@2x.png){kind=logo}
新人の表情や様子に気を配り、
常に声かけしながら支援する体制
EN 今年初めてエデュケーションナースになり、チューターと一緒に新人の指導介入やサポートにかかわっています。新人が看護師としての看護論や看護観を深め、成長できるように支援しています。入職してみてどうですか。
新人 5月から受け持ちが始まったのですが業務が思うようにできず、ミスが重なってしまいました。落ち込んでいたときにチューターさんが「どうしたの?」と声をかけてくれ、思わず涙が出てしまいました。私の話をじっくり聞いてくれ、自分では気づかなかった「できていること」を教えてくれたので、何とか自信を取り戻すことができました。
先輩 良かったです。チューターとして、新人の看護技術や業務だけでなく、生活面、精神面もフォローするようにしています。
EN チューターは本当に新人をよく見てくれていますね。
新人 エデュケーションナースも、病棟で1年生会を開いてくれました。その時期、私は体調を崩していて少し無理をしながら働いていたのですが、1年生会に参加して自分の体調について話すことができました。その後、体調が回復するまでしっかり休養をとることができ、今こうして元気に働けているので、とても感謝しています。
EN チューター1人で新人を見ているのではなく、部署全体で新人を見守り、フォローし、育てているということが伝わっていればうれしいです。
先輩や同期、患者さん
たくさんの人に支えられて成長
EN 新人たちは、入職直後は新しい環境にとても緊張していて、先輩から言われたことをやるのがやっとです。でも数カ月経つと患者さんへの関心を持ち、自ら積極的にかかわる姿が見られるので、そこに成長を感じますね。
先輩 新人自身が感じたことや考えたことを、どう看護に生かすかを伝えてきてくれるようになり、その成長ぶりが自分のことのようにうれしいです。
新人 どんなことでも親身になってくれる先輩方と、励まし合える同期のおかげで成長できたように感じます。患児とご家族からいただく「ありがとう」という言葉も頑張る原動力になっています。
EN 2人の今の課題と、どう克服していくのかを教えてください。
新人 ようやく何に気をつけて看護すればいいのかわかってきたのですが、その根拠がまだ理解できていないところがあります。先輩の動きを観察しながら学習し、確かな知識と技術を身につけていきたいです。
先輩 これまでの学びや経験を、病棟全体に発信できるようになることが課題です。新人にも患者さんの心を大切にした看護を実践してほしいので、自分の経験を伝えながらサポートしていこうと思っています。
EN 人とかかわることが好きなこと、相手に寄り添うことは、大切な看護技術だと感じています。「感じる心」「考える力」「人とかかわる力」を持って、患者さんの思いや生活観を感じることができる看護師を目指し、ともに成長していきましょう。
