聖路加国際病院 先輩看護師インタビュー｜THE LEADING NURSE

着実に知識と技術を習得し、
自信を持って看護を実践する

　大学で公衆衛生を学び、患者さんの一番近くでケアを提供する看護職に興味を持ちました。当院に入職を決めたのは、病院の雰囲気が自分に合っていると感じたからです。また、全室個室で患者さん一人ひとりにきちんと向き合える環境や、外国籍の患者さんが多く、得意な語学力を活かす機会があることも決め手となりました。
　入職直後は、先輩方の「困ったことはない？」などの声かけで、相談しやすい関係ができました。1年目はできないことばかりに目がいってしまいますが、「できていること」に着目して、多くの承認をしてくれたことが心の支えになりました。特にプリセプターの先輩は、初めての夜勤や独り立ちなどの節目に必ず励ましてくれ、今でも顔を見るだけで安心する存在です。
　新人研修では知識が深まっただけでなく、他部署の同期が多角的な視点でものごとを見ていることに刺激を受けました。充実した研修を受けたことで、より自信を持って看護が実践できるようになったと感じます。
　独り立ちしたころ、英語での対応が必要な外国籍の患者さんを数日受け持ったことがありました。初めての入院と手術で緊張が強かったのですが、言葉が通じることが、安心につながったのでしょう。退院時に「あなたがいたから安心して療養できた」と言ってくださり、私にとってうれしい経験となりました。このような多様なニーズを持つ患者さん一人ひとりに寄り添い、着実に知識と技術を習得して、安心できる看護を提供できるようになりたいと思っています。