自己研鑽を続ける先輩の姿が刺激に。
目標はアドバンス助産師
当院は周産期病棟だけでも複数あり、各病棟に特徴があります。無痛分娩の介助やハイリスク妊産婦の看護、胎児疾患を持つ母児のケアなど幅広い経験を積むことができます。所属するMFICUはハイリスクな方の看護を行うMFICUと、ローリスクからハイリスクまで分娩介助を行うLDRに分かれており、勤務によっていずれかに入ります。
2年目になり、1人でアセスメントをして判断する機会が増えると、自分の判断が妊婦さんを危険にさらすのではと思うようになりました。特に陣痛の連絡が入る電話への対応が、見えない相手への判断だけに怖くなってしまったのです。先輩に相談すると「怖さを知っていれば丁寧なかかわりができ、安全な看護につながるから悪いことではないよ」と受け止めてくれ、心が軽くなりました。電話の対応は一時外してもらえ、数カ月後に再開。無理なくステップアップできたことで、今日まで助産師を続けることができました。先輩方は日々の業務のフォローだけでなく、メンタル面も気にかけてくださるのでとても心強いです。
周産期センターのスタッフは、全員が助産師です。キャリアにかかわらず、どの先輩も自己の分娩を一つひとつ丁寧に振り返っています。そんな先輩方に刺激を受け、私も同期と一緒に自主勉強会を開催しています。4年目からは母乳・助産外来も担当することになります。個別性を持った看護で患者さん一人ひとりにかかわるとともに、アドバンス助産師を目指してさらに経験と研鑽を重ねていきたいと思います。
