不安や悩みを解消してくれた
先輩たちのサポート
学生時代の実習で、子どもが元気になっていく姿、成長する姿を見守ることのできる小児看護に大きな魅力を感じました。専門性の高い小児看護を学ぶことができると考えて、当院への入職を決めました。
所属している移植外科では、主に肝臓移植の患児、ドナーへの術前術後の看護を行っています。体調を整えることが主体の術前に対して、急性期の術後は、容態の変動が激しい時期です。患児は生後5カ月から1歳前後の乳幼児が多いだけに、親の不安も大きくなります。容態の変化を伝える際には状況をきちんと説明し、理解・安心してもらえるようなかかわりを心がけています。
1年目の夏から移植の患児を受け持つようになりましたが、重症度が上がると多重課題に直面する場面が増え、できない自分に悩むことも多々ありました。それでも先輩に「これは少し後でもいいよ」などの助言をもらいながら、仕事の整理ができるようになりました。また、プリセプターの先輩はいつも気にかけてくれ、月1回の面談では業務に限らず精神的なサポートもしてくださいました。2年目の今も同じように気にかけ声をかけてくれています。こうした先輩たちの心遣いでつらい時期を乗り越えることができ、多くの支えの中で働いていることを実感しています。
退院後に在宅でも高い医療・ケアが必要な患児もいます。そうした患児とその家族の未来を支えられる看護師を目指し、これからもさまざまなケアを学び、自分がやりたい看護を深めていきたいと思います。

