高校時代から働きたかった病院で
看護師として成長する日々
幼少期に入院したことや母が看護師だったことから、看護師を志しました。高校時代から当院で働きたいと思い、連携している大学に入学。実習の際に看護師が常に患者さんのことを考えて行動している姿を見て、ここで働きたい思いが強まりました。
当院には、焦らず自分のペースで学ぶことができる環境があります。些細なことも先輩に相談できるので、わからないことをそのままにせず次につなげられます。
現在勤務する病棟は、脳梗塞や神経難病、パーキンソン病、認知症などの患者さんが入院されています。患者さんの病状把握、血圧測定、処置の介助、清潔介助、食事介助、移乗介助など、業務は多岐にわたります。
以前、50代の筋萎縮性側索硬化症で延命のため気管切開術を受けることを決意した患者さんを受け持ちました。手術室に向かう際、ご家族に対して「声に出して言えるのは最後だから」と、ご家族への思いを涙ながらに話す様子を見て、胸が痛く、涙をこらえきれなかったことが今も忘れられません。あらためて看護師は厳しい職業であると実感したと同時に、患者さんやご家族に対して何ができるか、何が最善の看護かを考え行動することが必要だと認識させられる貴重な経験でした。
今後は、病棟全体を見ながら業務分担を行うなど、リーダーシップを発揮してチームをまとめることが目標です。そして知識・技術をさらに向上させ、患者さんの思いを立ち止まって受け止められる看護師として成長したいと思います。

