先輩方に支えられて成長。
目標は退院後の生活も見据えた指導
当病棟は糖尿病の教育入院の患者さんが多い病棟で、1年の後半から自分の担当患者さんを持ち、先輩と一緒に指導にあたっています。自分なりに考えて情報収集し、それを反映させた指導計画を立てて実施しています。担当の患者さんが退院された後、外来の看護師から「HbA1cや血糖の数値が改善されていて、生活に気をつけているようです」と聞くこともあり、とてもうれしく、やりがいを感じる瞬間です。
以前入院された患者さんは低血糖を起こすことがあると仰ったため、一緒に原因を考えました。「食事の前に運動すると、血糖値がさらに下がってしまいますよ」という私のひと言に、「あっ、確かに」と気づいてくれ、問題解決につながりました。このような経験の積み重ねで少しずつ指導に自信が持てるようになっています。
入退院をくり返す患者さんもいるため、一から指導しようとして「何回も聞いているから大丈夫」と断られてしまうこともありました。先輩から「記録を見て足りないところだけを説明するといいよ」とアドバイスいただき、それからは各患者さんに合わせた対応を心がけています。
当病棟は外来も担当している先輩もいるため、退院後の患者さんの様子を知ることができます。また、糖尿病療養指導士などの資格を持つ先輩も多く、成長できる環境が整っていると思います。先輩方の指導方法を見習い、患者さんの退院後の生活も見据えた指導ができるように、キャリアアップを目指していきたいです。
