治験から終末期ケアまで切れ目のない
治療と看護が提供できる東病院へ
中央病院に入職し、終末期の患者さんとかかわる中で、自分にできることは何かを常に考えていました。緩和ケアの経験を積み、患者さんの全人的苦痛に向き合いたいと思ったため、緩和ケア病棟のある東病院へ異動を希望。2年間働いた後、副師長として現在の治験病棟に異動しました。
東病院に異動後、リンパセラピストという資格を知り、患者さんのためにできることを増やそうと思い、病院からの支援を受けて資格を取得しました。リンパセラピストはリンパ浮腫の患者さんにマッサージやスキンケア、圧迫療法、運動療法などの施術を行います。現在は患者さんへの指導をメインに行っていますが、乳がん看護認定看護師を中心に開いているリンパ浮腫外来が拡大されるため、そこでもリンパセラピストのスキルを生かして貢献したいと思います。
リンパ浮腫は薬で症状を緩和するよりも、触れたりドレナージしたりすることで改善されることも多く、看護の力が存分に発揮される分野です。患者さんの症状が緩和されることが、やりがいになっています。今後はリンパセラピストの存在や魅力をもっとたくさんのスタッフに知ってもらい、キャリアアップ支援につなげたいと考えています。
治験や高度な治療など先駆的ながん医療を担う当院において、看護師として患者さんの不安に寄り添い、専門的な知識と技術を生かしながら、安らぎのある看護を提供していきます。

