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東京都慶應義塾大学病院

〒160-8582 東京都新宿区信濃町35

03-5363-3719(看護部)

血液内科病棟(2018年入職)
Tさん(左)
東京都出身 杏林大学卒業
血液内科病棟(2022年入職)
Wさん(右)
東京都出身 慶應義塾大学卒業

「発達モデル」に基づいた研修と
個々のレベルに合わせた実践を通して、
ジェネラリスト・ナースとして成長する

プリセプターとチーム全体の指導で
着実に知識と技術を習得

T 病院選びは看護師として働くうえで重要ですが、一番の決め手は何でしたか。

W 実習に参加したとき、患者さんとの信頼関係が構築され寄り添った声かけを行っている様子や、先輩方が専門分野の講習に参加し、レベルアップしているのを見て、自分もここで働きたいと思ったことです。

T 私もそれを感じています。経験を積んでもさらに学ぶ姿勢を持つ風土が根づいていますね。当院は「発達モデル」に基づいて、ジェネラリスト・ナースの育成に力を入れています。自分のペースで成長できる環境があることも魅力です。Wさんはどんな研修が役立ちましたか。

W 集合研修はどれも現場で役立ちました。自習環境も用意され、シミュレーターを使用したスキルアップトレーニングなど着実に技術を習得できることも安心でした。

T くり返してトレーニングできるので、技術が身につきますね。病棟ではプリセプターだけでなく、チーム全体で声をかけ合い、新人をサポートしているので、安心してケアを実践できると思います。

W 個々の成熟度に合わせて、レベルに合った患者さんを受け持たせてくれ、まだ実践していない技術があれば経験できるので、少しずつできることが増えました。

T 先輩は常に新人を気にかけています。思い返すと私も初めは精神的につらかったですが、どう乗り越えましたか。

W 慣れないうちは、家でも患者さんへの声かけや行動について考えてばかりでした。Tさんからは、睡眠や食事などの身体面も気にかけてもらえたと同時に、仕事以外の会話も増え、何でも相談できるようになり精神的にも心強かったです。

患者さんとの信頼関係を築き、
安心して治療を受けられるよう支援

T Wさんは患者さんの細かな情報もとれているし、目線を合わせてコミュニケーションを図り、患者さんに寄り添っていますね。どんなことに気をつけていますか。

W つらい治療を受ける患者さんもいらっしゃいますが、いつも笑顔を心がけています。重くならない声かけを行い、患者さんの思いに寄り添っています。ケアをこなすだけでなく、患者さんの精神状態や、ちょっとした変化もチェックしています。

T 入院が長期間にわたる患者さんが多い中、終末期を迎える患者さんもいらっしゃいます。どうしたら患者さんが自分らしく最期を迎えられるか、私たちは日々模索しています。Wさんは、患者さんが安心して治療を受けられるかかわり方ができているので、自信を持ってください。今後の目標を教えてください。

W 治療だけでなく、一つひとつの積み重ねで患者さんを守れると考えています。例えば感染予防や転倒防止対策など、日常の小さなことの大切さを実感しています。患者さんやご家族が納得し、安心して治療を受けられるよう支援することが目標です。

T 私自身はプリセプターとして指導する役割を担うことで、自分の看護を振り返ることができました。これからも、ともに学び成長したいと思います。一緒にステップアップしていきましょう。

感染予防の基本となる標準予防策について、個人防護具の正しい使用法を指導している風景。
長期入院の患者さんにとって看護師の存在は大きいこともあり、声かけ1つで信頼関係にかかわるケースもある。Wさんは看護師としての言葉や行動に責任を感じている。
プリセプターが新人目線で接してくれたので、質問しやすかったというWさん。丁寧な指導により、1人で実践できる技術も増えた。
一人ひとりに合わせた指導を心がけているTさん。新人たちが患者さんに褒められている姿を見ると自分のことのようにうれしく、指導へのモチベーションにつながっているという。

全国から集まる先輩ナースたち

出身地内訳
入職者の出身地内訳:関東52% 北海道12% 中部12% 九州12% 中国6% 東北3% 近畿3%
2022年入職の当院ナース
※内部生を除く

何でも話せるプリセプターの存在が、
入職直後の不安を解消してくれました

整形外科病棟
栃木県出身
Kさん

 最先端の医療を提供する当院で、最新の知識や技術を身につけたいと思い入職しました。またジェネラリスト・ナースの育成に力を入れていて、幅広い領域で活躍できる看護師を目指せることもポイントでした。
 病棟では多くの先輩からサポートを受けられます。初めての一人暮らしで入職直後は不安でしたが、プリセプターには生活面の悩みも話せるので心強いです。
 今後は看護技術の自立とともに、個別性のある看護を提供することが目標です。