患者さんとの短時間のかかわりでも、
安心してもらえるよう寄り添いたい
中学生のとき、兄が看護師を目指して大学で学んでおり、看護の話を聞いているうちに私も看護師になりたいと思うようになりました。当院を選んだ主な理由は、患者さんに寄り添った看護を実践していること、接遇も身につけられること、教育体制が整っていることでした。
配属先は手術室でしたがなかなか業務に慣れず、ここで生き生きと働く自分がイメージできずにいました。集合研修で病棟所属の同期の話を聞き、「私は採血も体位変換もまだやったことがない…」と、同期との差に焦りも感じていました。
そんな私を見て、プリセプターやコーチ、手術室の先輩方が声をかけてくれ、技術面だけでなく精神面でも支えてくれました。特にプリセプターやコーチは、何か1つの手術の独り立ちができるたびにお菓子と手紙をくれ、励ましてくれました。周囲の支えのおかげでできることが少しずつ増えてくると、手術室の看護に自信が持てるようになり、やりがいも感じられるようになりました。気がつくと他病棟の同期と自分を比べることもなくなっていました。
最近では外回り業務も担当するようになりました。器械出しと違って患者さんの生活面まで考えたアセスメントが必要なため、大変なこともありますが毎日楽しく頑張っています。手術室では患者さんと話せる時間は限られていますが、手術に不安を感じている患者さんに少しでも安心してもらえるよう、寄り添った看護ができるようになりたいです。
