看護師としての誇りと責任を持ち、
チームでより良い看護を実践する
自治医科大学で看護学を学び、当院へ入職しました。実際に看護師として現場に立ってみると、実習とはまったく異なるものでした。受け持ち患者さんに対しての責任や、生命にかかわる厳しい仕事であることを先輩からしっかりと指導してもらい、看護師という仕事の重責をあらためて認識しました。
1年目は循環器内科病棟へ配属され、2年目の半ばにCCUへ異動になりました。一般病棟とは重症度が異なるCCUへの異動で不安だらけでしたが、先輩が「病棟ではどうやっていた?」と、私の病棟での経験を尊重してくれました。ささいなことですが「頼りにされている」とうれしくなり、頑張る気持ちになったことが思い出されます。
看護師になって9年目を迎え、多くの後輩ができ、昨年までの2年間はチームリーダーとして活動しました。後輩を指導するうえで心がけているのは、「看護に正解はない」ということ。経験年数が長いから正しいわけではなく、若い世代の看護師の言葉や行動には、私たちが見落としている大切な情報が含まれていることがあります。自信の持てない若い世代に対して、その視点を生かして成功体験に導くことが、指導者として大切だと考えています。
私自身のキャリアプランはまだ定まっていませんが、看護職としての責任と誇りを持ち、先輩や後輩とともにより良い看護を実践していきたいです。

