自治医科大学附属病院
住所:〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1
当院では「看護職としてのキャリアの第一歩を丁寧に歩み出せることを組織が支援する」ことを理念とした新人看護職員臨床研修と、「J-ARISE」というキャリアパスを教育の柱としています。新人看護職員臨床研修では、看護基礎技術研修、部署異動研修、他部門研修、重症救急部門研修の4つの研修で看護の基盤を構築します。そして、段階的に看護実践を積み重ねるキャリアパス「J-ARISE」で、ジェネラリストとしての個々の成長をサポートしています。
私たちが目指すのは、マネジメント力、対人関係力、実践教育力、看護展開力、看護倫理力をバランスよく高めた看護師へと育むことです。さらに高度先進医療に対応できる専門的な実践力を備え、患者さんの生活を支える視点で看護を実践でき、地域医療に貢献できる看護師を育成しています。
当院ではジェネラリストナースだけでなく、スペシャリストの育成にも力を入れています。2024年9月現在、認定看護師23名、専門看護師15名、特定行為看護師55名が在籍しており、それぞれの専門性を発揮して活躍しています。
キャリアアップのための支援制度も充実しており、認定看護師の受講は半額から全額補助、研修日は出張扱いとなります。特定行為看護師は受講料の半額補助、実習日は研修扱いとなります。また大学院進学、助産学進学は休職制度があり、資格取得を目指す方へ、さまざまなバックアップをしています。
資格取得後は、組織横断的活動をしていただいています。自分の知識を高めるだけでなく、院内全体を見据えた活動や、他職種や地域の方々と連携する力が求められます。まず人として、看護師としての基盤を養うために、日々の看護実践を丁寧に積み上げることが大切です。多くの人とのかかわりの中で、自分自身や看護に向き合いながら、キャリアパス「J-ARISE」で5つの能力をバランスよく高めましょう。その先にスペシャリストもスーパージェネラリストも見えてくるのだと思います。
副病院長・看護部長 福田 順子さん (写真・中央)