がん専門分野を学び、
患者さんとのかかわりを深めたい
学生実習のときに、抗がん剤に対する予測性嘔吐のある患者さんを担当し、症状が緩和される経験をしました。それからがん患者さんとかかわりたいと思うようになり、歴史ある緩和ケア病棟がある東病院に憧れて入職。抗がん剤の知識や症状緩和を学びたかったので、内科病棟を希望しました。
看護の基礎からがん専門分野まで広く学べ、研修が充実していることが当院を選んだ理由です。がん専門病院である当院は、研修での学びをすぐに臨床で活用でき、患者さんの苦痛軽減につなげることができます。以前、鎮痛剤を飲むことに不安を感じて、痛みを我慢していた患者さんを受け持ちました。不安を受け止めながら、研修で学んだ鎮痛剤に関する情報をわかりやすく説明したところ、患者さんは理解されて内服していただけるようになりました。痛みが改善した患者さんの笑顔が忘れられず、その経験が自信にもつながっています。
当院は、専門・認定看護師などのスペシャリストが一緒に働いているので、困ったときはいつでも相談できます。一般病院から「がん看護を深めたい」と転職してきたジェネラリストの先輩も多く、得意分野の勉強会を開いたり、実践の中で教えてくれたりします。看護師の層が厚く、学び合える恵まれた職場環境が自慢です。
現在、来年度から始まる学生指導に向け、根拠を示しながら教えられるように自己学習を進めています。将来は専門看護師や認定看護師、大学院への進学などキャリアアップを目指したいと思っています。