新人教育は2年間。
ゆっくり着実に学び、習得できる
入職先を選ぶ際、当院のインターンシップに参加しました。看護師同士のコミュニケーションが活発で、とても良い雰囲気だったことから入職を決めました。学生の時の実習で脳神経外科病棟を回り、麻痺や言語障害の後遺症と闘う患者さんへの看護を見て、私も患者さんの助けになりたいと思い、現在の病棟を希望しました。
当院は立地や施設の新しさも含め、とても働きやすい環境です。新人教育は2年間かけて基礎知識や実技研修を行うので、確かな基礎が身につきます。私の所属する部署は機能回復のリハビリテーションがあり、毎日のように多職種とカンファレンスを行っています。専門職のさまざまな意見を聞くことも、よい学ぶ機会となっています。
以前、意識障害があって話ができない患者さんを受け持ちました。ある日、患者さんがご家族と面会されているのを見た時、普段とは違いまるで話をしているかのような穏やかな表情をされていました。患者さんの大切にしてきた生活や価値観を、私も大切にしながら自分の家族に接するように看護を実践していこうと思いました。
新人の頃、力不足で落ち込んでいた時に先輩から「すべては患者さんから返ってくる」という言葉をもらいました。看護の喜びややりがいは、患者さんと真摯に向き合った時に生まれるのだということをずっと心にとめています。今後もプライマリーナースとしての実践をいっそう充実させ、患者さんやご家族と積極的にかかわり、より良い看護をしていきたいと考えています。
