いつでも相談できる雰囲気を
後輩看護師にもつなげていきたい
多摩地域の救急医療やがん医療を担う基幹総合病院であり、3年間じっくり基礎教育を受けられる充実した教育体制に魅力を感じ、当院への入職を決めました。
配属された当病棟には、短い日数で退院する術前・術後の患者さんや妊産婦だけでなく、三次救急で搬送されて回復できずにお看取りをする患者さんもいます。慌ただしい急性期の中でターミナルに携わる難しさに悩む場面も多いですが、病棟の先輩やがん専門看護師、緩和ケアチームに相談し、一緒に考えたりアドバイスをもらったりすることで、患者さんや家族の希望を尊重したかかわりができるように努めています。
臨床の場も学びにあふれています。新人の頃は、病気のことなどどこまで患者さんに聞いていいのか戸惑いも大きいですが、先輩の姿を見て、患者さん自身に必要なことを正しく認識してもらうのも看護師の仕事なのだと理解しました。水様便で装具の交換が大変だったストーマ造設患者さんに対して、手技の指導や気持ちを支える介入を実践し、退院後、外来で継続できていると聞いた時には、喜びを感じました。
今年からは新人看護師の実地指導を担っています。「大丈夫?」と声をかけられただけで病棟に馴染めていると感じた新人時代。今も教育担当の先輩から「受け持ちしながらの指導は大変でしょ」と言葉をかけられ、ずっと見守られているのだと実感しています。これからはリーダーとして自立し、患者さんや家族が安心できる知識や技術を伴った看護師になるのが目標です。
