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SPECIAL TOPIC 3 チーム医療 [他職種との連携をナース目線で発信]

SPECIAL TOPIC 3

[他職種との連携をナース目線で発信]
チーム医療

写真:聖マリアンナ医科大学病院のチーム医療

術前外来で多職種が連携を図り
アプローチすることで、
患者さんに安心で安全な手術環境を
提供する

聖マリアンナ医科大学病院

〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
TEL:044-977-8111(代表)

術前にさまざまなリスクを評価し、
直前の手術中止を回避

 聖マリアンナ医科大学病院では、近年手術件数及び高難度手術が増加し、入院期間が短縮される中で、術前看護の個別的対応が課題となっている。その対策として、手術が安全に安楽に受けられることを目的に、2015年10月に術前外来がスタートした。チームは麻酔科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、事務職で構成され、週3回術前外来を行っている。術前外来開設で、患者さんによりよい手術環境が提供できるようになったと村弘子師長は語る。

「患者さんに2週間前には説明できるため、麻酔について理解でき、不安の軽減につながりました。入院前の薬剤確認は重要で、手術前に中止すべき薬をチェックすることで、直前の手術中止や延期がなくなりました。また食事制限の必要がある場合は、管理栄養士が食事指導を行います。看護師は術前リスクを評価し各職種間の調整を図ると同時に、患者さんの疑問や不安に寄り添う役目を担っています」

 こうした取り組みにより、看護師と他職種が連携することで多角的視点からアプローチできるようになってきた。

「患者さんと手術当日に初めて顔を合わせ、短時間の中で不安を軽減できるようにかかわっていますが、術前外来の開設によって患者さんとのコミュニケーションにより関係性が生まれ、新たなやりがいを感じているスタッフもいます。今後は手術室看護の専門性を高めるために、周術期管理チームなどの資格取得のサポートにも力を入れていきたいと思います」

 術前から患者さんと密にかかわることで、患者さんの不安や負担を軽減し、安心で安全な手術環境を提供している当院の取り組みの中で、専門性を高めた看護師の活躍が期待される。

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中央手術部・画像放射線治療センター
師長 村 弘子さん

チームで取り組む「術前外来」 患者さんに安全で安心できる手術を提供するため、多職種が連携して術前外来を実施。患者さんとのかかわり、職種間の橋渡しなど看護師が担う役割は非常に大きい。

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若月 江利子さん

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畠中 眞弓さん