アセスメントガイドヘンダーソン編 自分の信仰に従って行動する

このチャプターは、患者の選択や意思決定を導く価値観や信念(スピリチュアルなものを含む)、目標に関するニ―ドを扱います。看護師は患者の信仰に対する姿勢や葛藤の理解に努め、患者の価値観、信仰を尊重し、患者がこれらのニードを満たす選択や活動ができるよう助ける必要があります。
※アセスメントガイドの内容はあくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。とくにこのチャプターでは、基準値などをもとに評価することができません。

信仰(宗教)・意思決定に影響する価値観

信仰(宗教)・意思決定に影響する価値観について

信仰(宗教)は、人間の力や自然の力を超えた存在(神・仏、神聖なものなど)を信じ、それらの存在を中心とする観念のことです。さらに、価値観とは物事の価値に関する個人の基本的な考え方のことです。

信仰(宗教)や価値観は、患者の意思決定や行動変容の重要な要因になります。

患者のこれまでの行動や意思決定を支えている価値観・宗教観から、今後の行動や療養生活における意思決定の基準が推測できます。そして、患者をサポートする手立てにすることができます。

情報収集の項目例

  • 信仰している宗教の有無
  • 意思決定のときに重要視していること
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※このページは、有資格者の現役看護師が学生時代の実習と臨床経験にもとづいて作成したアセスメントシートで、あくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
※紹介する検査値の基準値は、LSIメディエンスに準拠しています。