このチャプターは、排泄機能(膀胱・腸・皮膚・肺・生殖器)に関するニードを扱います。正常な排泄であるか、自立度、排泄行為に影響を与える要因などが含まれます。看護師は患者の自立を促すという基本原則の中で、排泄に関しては、社会的、文化的習慣、さらにその人の年齢といったさまざまな要素を考慮してその援助を行う必要があります。
※アセスメントガイドの内容はあくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
排尿の回数には個人差がありますが、尿の排泄機能・排泄行動から、器質的・機能的障害の有無などを推測できます。
日中:4~8回程度
夜間:0~1回程度
希尿:1日の排尿回数が異常に少なく(3回未満)、尿量の減少に伴って起こりやすい
頻尿:日中8〜10回以上、夜間2~3回以上
尿量が増加し、1日3,000㎖以上排尿することを多尿、尿量は変わらず回数だけが増えることを頻尿といいます。
※このページは、有資格者の現役看護師が学生時代の実習と臨床経験にもとづいて作成したアセスメントシートで、あくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
※紹介する検査値の基準値は、LSIメディエンスに準拠しています。