アセスメントガイドヘンダーソン編 睡眠と休息をとる

このチャプターは、睡眠・休息・ストレスに関するニードを扱います。看護師は患者の睡眠や休息、それを妨げるストレスの状態をよく観察し、必要に応じて休息や睡眠を誘うさまざまな方法(空腹の緩和、静かな音楽、マッサージなどのリラクセーション)を使い適切な睡眠がとれるように援助し、活動と休息のバランスを維持する必要があります。
※アセスメントガイドの内容はあくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。とくにこのチャプターでは、基準値などをもとに評価することができない項目も入っています。

1日の休息時間

休息時間について

休息は、活動を最小限にして心身を休ませ、エネルギーを保存し蓄える行動です。休息時間は、身体的な安らぎだけでなく、心理的不快や心配など心理的ストレスから解放し、心身をリフレッシュさせるくつろぎをもたらします。

正常時

患者自身が「十分に休息をとった」と感じられる

※どの程度の休息時間がエネルギーの回復をもたらすのか、エネルギーの回復やくつろぎのために何が必要かは人によって異なる

異常時

休息ができておらず、活動に支障をきたしている

補足

労働基準法第34条では、労働時間によって休憩時間の長さを定めています。(2021年8月時点)

  • 労働時間が6時間以上 / 8時間以下の場合‥‥少なくとも45分
  • 労働時間が8時間を超える場合‥‥少なくとも1時間
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※このページは、有資格者の現役看護師が学生時代の実習と臨床経験にもとづいて作成したアセスメントシートで、あくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
※紹介する検査値の基準値は、LSIメディエンスに準拠しています。