アセスメントガイドヘンダーソン編 身体を清潔に保ち身だしなみを整え皮膚を保護する

このチャプターは、身体保清や身だしなみに関するニ―ドを扱います。清潔保持は心理面および生理面に良い影響を与え、感染予防にもつながるため、看護師は患者の清潔と身だしなみについて十分観察し、その個々人に合わせた援助を行うことが大切です。
※アセスメントガイドの内容はあくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。

保清行動

保清行動について

保清行動によって、皮膚や粘膜(口・眼・鼻・陰部など)、毛髪などの汚れを取り除き、爽快感などを得ることができます。皮膚を清潔に保つことによって皮膚や粘膜の機能と関連のある器官を正常に保ち、感染予防にもつながります。保清の方法や頻度、用いる物品などについても情報収集することで、清潔が適切に保たれているかを推測できます。

正常時

保清行動がとれている

自己で十分に行えない保清行動に関しては他者から援助を受けて清潔を保つことができている

異常時

保清行動がとれていない

補足

身体を清潔に保つ意義

身体の清潔は人間の欲求のひとつですが、何らかの理由で清潔を保てなくなると、皮膚や粘膜(口、目、鼻、陰部など)のバリア機能を維持できなくなり、感染や疾病の回復の妨げになる可能性があります。また、清潔を保つことで爽快感など心理面にも良い影響をもたらす可能性があります。

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※このページは、有資格者の現役看護師が学生時代の実習と臨床経験にもとづいて作成したアセスメントシートで、あくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
※紹介する検査値の基準値は、LSIメディエンスに準拠しています。