アセスメントガイドヘンダーソン編 自分の感情、欲求、恐怖あるいは気分を表現して他者とコミュニケーションをもつ

このチャプターは、患者の自己表現とコミュニケーションに関するニ―ドを扱います。患者は病気によって、これまでつながっていた人間関係、例えば家族や友人とのつながりを奪われてしまうことがあります。この奪われたつながりを患者と共につなぎあわせていくことが、看護師の役割となります。そのために看護師は患者の意思を尊重し、自分の欲求や気持ちを表現するのを助ける必要があります。
※アセスメントガイドの内容はあくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。とくにこのチャプターでは、基準値などをもとに評価することができない項目もあります。

性格

性格について

性格は、感じる・考える・行動する・判断するときなどの一定の傾向や特徴のことです。

患者自身が認識している性格や他人から認識されている性格を知ることで、患者が自分らしく生活するためのアプローチ方法をアセスメントできます。また、自己をどのようにとらえているのか、性格に対して自己コントロールできているのかなどを分析することで、疾患とどのように向き合おうとしているかなどが推測できます。

情報収集の項目例

  • 自分自身の性格(長所・短所)についてどう認識しているか
  • コミュニケーションのときの様子(姿勢・視線・表情・仕草・声・話し方・注意力・集中力など)
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※このページは、有資格者の現役看護師が学生時代の実習と臨床経験にもとづいて作成したアセスメントシートで、あくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
※紹介する検査値の基準値は、LSIメディエンスに準拠しています。