アセスメントガイドゴードン編 性・生殖

このパターンは、患者の生殖機能やセクシュアリティに関する内容です。患者の生殖機能の状態、性に対する考え方や満足度などに関する項目をあらわし、セクシュアリティに対して患者が認識している問題や年齢に応じた生殖能力を分析します。
※アセスメントガイドの内容はあくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。とくにこのパターンでは、基準値などをもとに評価することができません。

セクシュアリティ・子供の有無

セクシュアリティ・子供の有無について

セクシュアリティは、広義では「人間の性のありかたや性行動など、性にかかわる精神活動や人間関係」のことですが、狭義では「恋愛や性的な興味の対象がどういう性別に向くかを意味する性的指向」のことです。性的指向には、異性愛、同性愛、両性愛などがあります。また、生物学的性別や自分自身がどのような性別だと思うかを意味する「性自認」などを意味する言葉として使われることもあります。

性に対する考え方や満足度、年齢に応じた生殖能力、知覚・潜在している問題点を分析することで、患者のさまざまな生き方を尊重し、生殖、健康、快楽などの位相で生じる葛藤を推測することができます。くわえて、子供の有無や性・生殖機能と年齢に応じた発達課題を知ることで、内分泌機能の障害・性機能の障害・生殖器系の疾患の有無などについて推測できます。

情報収集の項目例

  • 性に対する自認、性に対する考え方
  • 生殖機能に関する満足感
  • 生殖機能に関わる既往歴、現病歴(卵巣腫瘍や精巣腫瘍など)
  • 子供の有無
  • 結婚、パートナーの有無
  • 妊娠、出産、育児に対する外部(家族や地域など)のサポート体制
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※このページは、有資格者の現役看護師が学生時代の実習と臨床経験にもとづいて作成したアセスメントシートで、あくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
※紹介する検査値の基準値は、LSIメディエンスに準拠しています。