指扇病院・指扇療養病院

現在の業務は、各シフトと1通り必要とされる業務を習得しました。これまでに印象に残っているケアは1日3回必ず行う口腔ケアです。当院の内科病棟では高齢者が殆どで1人1人と向き合った口腔ケアは、何よりも難しいものでした。抵抗が強い人、喀痰が多い人、うがいの時にむせこんでしまう人、と1人1人個性があり一貫したものではありません。そのため、その人がどのようなADLでどれくらいの介助が必要なのかを関わりながら見つけだす必要があります。適切な判断が必要なので私は臨床の場に立って、必要性を学びました。

当院は地域密着型病院の二次救急指定病院です。私が就職先を決める際に、自分が看護師になって何を学びたいのか考えた時に、患者と密に関わりたい、でもしっかり看護技術も習得したいと思いました。私が現在所属する病棟は急性期内科です。呼吸器管理の患者様、状態が悪い患者様、その他に肺炎や心不全などの慢性的な疾患で患者様に関わることができ、急性期治療が必要な患者様にも携われる病棟です。この環境であれば看護師として大きく成長が出来ると思い、この病棟を希望し入職を決めました。

当院では、チーム支援型メンターシップ制度を採用しており、精神的なサポートをメンター、技術的なサポートをエルダーが行います。1人の新人さんに2人以上のサポーターが付き、4−6人のチームで1人を支える制度です。そのため密に新人さんに付き添い技術の習得をしていくので安心して技術に向き合うことができます。実際に私もこの制度にとても救われた事があり、他の先輩に聞きにくいことでもチームの人には心置きなく聞けるのが良い点だと思います。日勤帯には必ず1人はチームの先輩がいるので安心して業務に取り組むことができます。

4階病棟では他の病棟にはないICUが8床あります。2、の項目でも紹介しましたが様々な疾患の患者様が入院してくるのでまず勉強になります。たくさんの病態の患者様が多い分急変時などはスタッフ全員の協力が必要不可欠になります。そのためスタッフ間の関係性はもちろんのこと、日頃から昼間のカンファレンス時間を使い勉強会を行うことで意識を高め合いながら仕事をすることができるのも魅力的だと思います。

国家試験や就職活動、専門学生は実習で大切で大変な時期かと思います。何をしていても頭の中には国家試験がよぎり不安でたまらないと思います。そんな時はまず深呼吸をしてリセットしてください。限りある自分の時間と向き合って前に向かって頑張ってください。応援しています。

病院勤務に対して、日勤業務の大変さと責任の重さ、知っておかなければならないし知識の多さに苦労しました。必死に分からないことを勉強して行く努力が必要です。

夜勤は1年目の年明けから徐々に入ります。 日勤業務、土日の日勤業務、早番、遅番と自立をして夜勤に入るため業務の把握はもちろん、技術的な自立を経て行います。

全ての病棟が明るい雰囲気だと感じました。