指扇病院・指扇療養病院

病棟での患者受け持ち業務や、外回り(早番や遅番などを含め、受け持ちをしない業務形態)が主な業務内容です。受け持ち業務では、部屋毎での受け持ちとなり、平日は6～8人程度の患者さんを担当します。点滴管理や清潔ケア、食事介助や内服管理などケアはたくさんありますが優先順位や自身のキャパシティに応じて外回りの看護師にケアを依頼することで、無理なく安全に日々の業務を行っています。

きっかけは老年看護実習でお世話になった先生の勧めでした。実習を通して高齢者看護や認知症看護に興味を持ったため、地域柄入院患者に高齢者が多く、地域密着型病院である指扇病院を選びました。また、見学会で足浴をしながら患者さんとお話をしたり、働いている看護師の話を聞いて、忙しい中でも患者さんとの時間を大切にしたり、それぞれに看護観をもって働いている方が多い病院だと感じたことも、理由のひとつです。

私はなかなか技術や看護に自信を持つことができず、成長もゆっくりでしたが、先輩方は急かすことなく、できるようになった部分に目を向けてくださったことが印象的でした。できないこと、難しいと感じていることを、自信をもってできるようになるための工夫や改善点を一緒に考えていただくうちに、少しずつ成長していくことができました。個人の成長スピードや性格に合わせた指導を受けることができる点が魅力だと感じています。

私の配属は急性期の内科病棟です。入院されている患者さんの主な疾患は肺炎、心不全、尿路感染、脳梗塞などです。高齢の方がほとんどですので、認知症があったり、いくつかの疾患を合併して入院されている方も多くいらっしゃいます。ケアや入退院も多く、活気のある忙しい病棟ですが、職員同士が声を掛け合い、協力して働いている温かい病棟だと感じます。

実習に追われていたり、国家試験勉強に取り組まれていたり、それぞれに忙しい日々を送られていると思います。試験勉強の内容で役立っていることはたくさんありますし、実習で勉強してきた疾患や、作成してきた資料、事前学習、看てきた症例の知識は今とても力になっていて、何ひとつ無駄なことはありません。自身がこれまで積み上げてきたことを信じて、無理せず健康第一で過ごされてください。

希望休は月に2日、その他に有給休暇の希望を出すことができます。他の職員との勤務の兼ね合いもありますが、希望の日程で休暇をいただいて旅行などの息抜きをすることができています。夏季休暇などを併せて利用することで長期休暇をとることも可能です。

職員寮と社員食がおすすめです。入職当初は実家から電車通勤していましたが、電車の本数も少なく乗車時間も長かったため、通勤だけで疲れてしまうこともありました。8月頃に職員寮へ入り、通勤時間が短縮されたことで体力的な余裕や時間の余裕ができました。病院の近くに綺麗な寮が多いことや、オートロックなどの安全管理がなされている部分も魅力だと感じます。また、社員食堂では1食250円で栄養バランスの整った定食を食べられるのが嬉しいポイントです。

見学会に参加した際、挨拶が印象的でした。病棟内だけではなく、廊下や階段など、様々な場所で職員とすれ違っても「こんにちは」「お疲れ様です」と挨拶が飛び交っていて、このような病院全体の活気ある温かい雰囲気は指扇病院の強みではないかと思います。見学会やインターンシップに参加した際の特典も印象的でした。入職前から、国家試験に向けての学習や実習を通した成長をサポートしてもらっているようで、心強く感じたことを覚えています。