指扇病院・指扇療養病院

バイタルサイン測定や清潔ケア、点滴管理、吸引などの業務を中心に行っています。 印象に残っている事は、初めてのお看取り、エンゼルケアです。患者さんが息を引き取る前、戸惑っている私に先輩が、「側にいて手を握ってあげてね。安心すると思うよ」と声をかけてくださり、最期を一緒に過ごしました。また、コロナ禍でしたが、ご家族の希望でエンゼルケアを一緒に行い、「最期をこうして過ごせて良かった」という言葉が聞けました。患者さんが安心して最期を迎えるために自分に何が出来るのか、考えるきっかけとなる大切な経験となりました。

病院選びに迷っていた時、担任の先生から「卒業生も入職していて、教育に力を入れている病院」と教えていただいたのがきっかけです。当院は「プリセプター＋チーム支援型」の教育システムをとっていて、自分のペースで成長できると思いました。また、急性期と慢性期の別々の病院があり、自分で選択できる点が魅力でした。私は、患者さんと丁寧に関わりたいと思っていたので、療養病院を志望しました。

新人研修では、初めの１０日間程は同期全員で感染対策、医療安全や認知症ケア、接遇マナーなどを学び、同期との絆を深められたのがとても良かったです。病棟配属後は、プリセプターの先輩や沢山の先輩方にご指導をいただきながら、ケアや技術を学ぶことができました。月に1回、プリセプターの先輩と振り返りを行い、私が少しでもできるようになったことを褒めてくださり、もっと頑張ろうと思いました。

急性期の指扇病院と慢性期の指扇療養病院があり、自分の働き方や生活に合わせて選択できるところが魅力だと思います。私が働いている指扇療養病院は、長期間入院されている患者さんが多くいらっしゃるため、一人ひとり丁寧に関われると思います。病棟も穏やかな雰囲気で、先輩方もとても優しく、自分のペースで学べます。

実習と就活の両立はやることだらけでとても大変だと思います。私も2年前は両立に悩み、自分だけが遅れているのではないかと焦ってばかりでした。ですが、自分のやりたい看護や理想の看護ができる病院を見つけるためにも、時間をかけて情報収集することがとても大切だと思います。私自身、自分の理想としていた働き方ができていると感じ、毎日充実しています。夢を叶えられるよう、体調に気を付けて頑張ってください！応援しています。

寮費は、2～3万円で間取りはワンルームタイプです。エアコン、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機がついていて、オートロックなのでセキュリティー面も安心です。実際に住んでみて、一人暮らしでも周りに先輩や同期の子が住んでいるので、安心して過ごせると思います。

療養病院ということもあって全介助が必要な患者さんや話すことが難しい患者さんが多くいらっしゃるため、初めは実習と違う環境に少し戸惑いがありましたが、患者さんのニーズや思いを理解できるよう、じっくり関わることができていると感じます。

夜勤が始まるまでは比較的同じような勤務になりますが、入職6か月後に有給が取得でき、夜勤が始まると休みは取りやすいです。また、長期休暇などもシフトの相談をしながら取ることができるので、とてもありがたいです。