国立ハンセン病療養所

ハンセン病後遺症を持つ入所者の日常生活の援助が主な業務です。末梢神経障害や兎眼による視力障害など、ハンセン病特有の症状を持つ入所者に対して、看護師・介護員が協力しながら、日々のケアを行っています 経験豊富なベテランスタッフが多く、入所者への接し方やケアの方法を丁寧に指導してもらえるので、スムーズに職場に慣れる事ができました。

施設の看護に興味があった事に加えて、国家公務員という安定した業種であったためです。光明園では入所者に寄り添いながら、大変なことがあった人生でも、今は光明園で暮らすことができて良かったと思っていただける様、看護師と介護員が協力して日常生活やいろいろな行事を楽しめるよう支援しているということを知り、興味を持ちました。

主に中途採用者が就職しています。職場に慣れるよう支援するサポーター制度があり、先輩看護師が支援してくれます。1週間程度、丁寧にスケジュールを組んで、所属部署の入所者一人一人の特徴やケア方法の指導を受けました。詰め込みすぎず、段階的に進んだので、精神的な負担を感じることなく業務に慣れることができました。中途採用者チェックリストやハンセン病看護および後遺症チェックリストを活用し、達成度を把握しながらサポートしていただいたことで、フォローがきめ細やかに感じました。

ハンセン病やその歴史について学ぶことができます。また、当事者である入所者と日々関わる中で、過去の体験を聞く機会もあり、貴重な学びの場を与えられていると感じます。看護師と介護員が意見を出し合い、入所者に対して良いケアが提供できるよう、活発に意見を交わし、協力して業務に当たっています。

就職を検討している病院や施設の見学会、インターンシップに参加して、実際に自身で職場の雰囲気を知ることが大切です。そうする事で、実際に働くイメージが付き、少しでも不安を軽くして仕事に臨めると思います。