アセスメントガイドロイ編 自己概念様式

このチャプターは、自己認識や自尊感情、ボディイメージの変化などにかかわる認識や反応、すなわち自己概念システムを扱います。チャプター10では、身体的自己と人格的自己に関連するアセスメント項目をまとめました。
身体的自己とは、身体特性、疾病の認識、自分の身体的なことに関するその人自身の評価のことです。人格的自己とは、自分の特性や可能性、価値などに関するその人自身の評価のことです。
※アセスメントガイドの内容はあくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。とくにこのチャプターでは、基準値などをもとに評価することができません。

身体的自己

[身体的自己]性格

性格について

性格は、感じる・考える・行動する・判断するときなどのその人の一定の傾向や特徴のことです。患者自身が認識している性格や他人から認識されている性格を知ることで、患者が自分らしく生活するためのアプローチ方法をアセスメントできます。また、自己をどのようにとらえているのか、性格に対して自己コントロールできているのかなどを分析することで、疾患とどのように向き合おうとしているかなどが推測できます。

情報収集の項目例

  • 自分自身の性格(長所・短所)についてどう認識しているか
  • コミュニケーションのときの様子(姿勢・視線・表情・仕草・声・話し方・注意力・集中力など)
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※このページは、有資格者の現役看護師が学生時代の実習と臨床経験にもとづいて作成したアセスメントシートで、あくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
※紹介する検査値の基準値は、LSIメディエンスに準拠しています。