アセスメントガイドロイ編 生理的様式:体液と電解質

このチャプターは生命維持に必要な細胞内液、細胞外液の水と電解質のバランスを保つ生理的調整システムを扱います。水分摂取量と排泄量は常にバランスが保たれています。チャプター7では、水分出納と血中電解質濃度に関連するアセスメント項目をまとめました。
※アセスメントガイドの内容はあくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。

INOUT計算表

INとOUTそれぞれ総量を計算することで水分出納バランスがわかります。表を埋めてアセスメントに活用しましょう。

INOUT計算表
INの指標

[IN]食事水

食事水について

食事水とは食事に含まれる水分のことを言います。水分出納のIN/OUTバランスのうち、IN部分の過不足の有無を推測します。

一般的な食事に含まれる水分量

約1,000~1,300㎖ / 日

<内訳例>

  • ご飯(茶碗1杯)150g:90㎖
  • 豚ロースかつ1人前:70㎖
  • トマト1/3個:50㎖
  • 豚汁1杯:170㎖
  • リンゴ1切れ:20㎖

合計 約400㎖ / 回
※経腸栄養が投与されている場合、経腸栄養剤の量を食事水としましょう

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※このページは、有資格者の現役看護師が学生時代の実習と臨床経験にもとづいて作成したアセスメントシートで、あくまで一例です。必ず実習で受けもつ患者さんや通っている学校での授業・教科書・指導などに合わせた情報収集を心がけましょう。
※紹介する検査値の基準値は、LSIメディエンスに準拠しています。