東京都立府中療育センター

重症心身障害児者の方の看護を行っています。具体的には、排泄・清潔のケア、食事の介助や栄養管理を行います。病棟での療育活動は、保育士が中心となって、季節の行事やゲーム、音楽活動など、利用者さんが楽しめるように毎日工夫をして行っています。看護師は、多職種と協力しながら利用者さんの健康管理を行い、自分らしい生活ができるように、個別性を大切にしながら療育活動や看護を行っています。

看護学生時代に、病気や障害を抱えている方々が、在宅でご家族のケアを受けながら、どのように生活されているのかを授業で学ぶ機会がありました。それをきっかけに、患者さんだけでなくご家族にも寄り添える看護がしたいと考えるようになりました。府中療育センターでは、利用者さんやご家族の思いを大切にしながら看護を行っています。自分がやりたい看護ができると思い、入職しました。

研修やOJTを通して、基本の看護技術や重症心身障害児者の看護に必要な知識を学ぶことができます。病棟には担当の先輩指導者がいてくれるので、実際の看護業務で困った時は相談することができ、心強いです。

私は、子育てをしながら働いています。病棟には、同じく子育て中の方もいるため、お互いに協力しながら働くことができます。病棟によって勤務形態が2交代や3交代、早番・遅番などのシフトもあるため自分にあった働き方ができると思います。

実習や試験で忙しい中での就職活動は、とても大変だと思います。自分がどんなところで働きたいか迷われている方も多いでしょう。重症心身障害児者の看護について知らない事も多く、不安に感じることもあると思いますが、たくさんの先輩たちがサポートしてくれますので安心してください。少しでも、療育について興味をもって頂けたら嬉しいです。