東京都立府中療育センター

私たちは心身障害児者の方々の看護を行っています。私が勤務している病棟では重症心身障害児者の中でも話すことや体を動かすことが難しい方が多いです。そのため、最初は利用者さんが何を求めているのか分かりませんでした。経験を積むにつれ、徐々に利用者さんの思いを理解できるようになり、関りの中で笑顔が見られるようになりました。

私は、小学生の頃から、重症心身障害児と一緒に遊んだりして関わることがありました。そのため、仕事でも心身障害児者の方々に関われる職業に就きたいと考え当院を選択しました。

入職当初に、基礎看護の座学や実践の研修を受け、病棟配属後は、できることから看護ケアを実施してきました。また、病棟では、自分ができているケア・出来てないケアについて先輩看護師とミーティングで振り返りを行い出来ていないケアについては、先輩に一つひとつ丁寧に教えていただきながら徐々に自信をつけて自立することが出来ました。

当院では、長期で入所されている利用者さんがほとんどのため、利用者さん一人ひとり、じっくりアセスメントして知ることができ実践に活かすことが出来ます。また、保育活動等もあるので看護師も参加して利用者さんと一緒に楽しむことが出来ます。

就職活動は大変だと思いますが、看護学生生活ラストスパートの試練だと思います。今まで実習やテストなどで辛いことや大変なことを乗り越えた皆さんなら乗り越えられると思います。自分がやりたいこと目指したいものは何なのかよく考えて無理をせずに体調管理に気を付けて就職活動頑張ってください。応援しています。