上尾中央第二病院

癌の終末期における緩和ケアを行っています。医療用麻薬や抗精神病薬等の薬剤を調整しつつ、環境を整え、患者さんが最期を本人らしく安楽に過ごせるようなお手伝いをさせていただいております。患者さんだけではなくご家族に対しても介護疲労を労い、思いを傾聴していくことの大切さも学ばせていただいております。

私は自分の家族の終末期に関わったこともあり、緩和ケアに興味があり学びたい気持ちがありました。学生の時の実習で病院の雰囲気に惹かれ、説明会にて1年目から緩和ケアに関わる事ができると伺い当院を希望しました。

知識や実技面の心配が非常に大きかったのですが、入職後1ヶ月程座学や実技演習を時間をかけて学ばせていただきました。また配属前には各階を順番に回るローテーション研修を通してそれぞれの部署の特性や雰囲気などを感じた上で、自分の希望する部署を選択する事ができました。

この病棟では患者さんの最期を看取ることが多く、辛く感じることもあります。ですが、その分患者さんとの密な時間を過ごす事ができ、学ばせていただく事が多くあります。また患者ご家族とも関わる機会が多くあり、濃く関わった分嬉しい言葉を頂けることもあり、やりがいを感じています。先輩方が分からない事、不安な事は一緒に解決してくれるため、とても安心して働く事ができます。また、仕事だけではなく休憩時間なども声をかけてくださり楽しく働かせていただいています。

自分の行いたい看護を考え、病院選びをする事が大事だと思います。