伊奈病院

療養病棟では慢性期にあり長期間の入院生活を送る患者さんや、終末期にある患者さんが入院されています。主に経管栄養（経鼻経管栄養や胃瘻）や喀痰吸引、身の回りの生活の援助を行っています。　日々大きな変化はありませんが、長期にわたって患者さんと関わるなかで些細な変化も見落とすことがないよう毎日の関わりを大切にしています。

私は患者さんと関わるなかで、思いやりの心を持って看護の実施やコミュニケーションを取ることを心がけています。学生時代に患者さんの価値観や思いを知り、尊重することで信頼関係が生まれ患者さんはケアや関わりを受け入れて下さることがありました。当院の「思いやりの心と笑顔」をもって看護の提供をするという看護部の目標に強く惹かれ、志望しました。

入職してからの3カ月間、毎週金曜日に開催されていたリフレッシュ研修が印象に残っています。同期の看護師が集まり、不安や悩みを共有出来る時間でした。他にも、自信のない技術をお互いに練習しあう機会もありました。また、集合研修のみならず自部署では経験が出来ない技術を、他部署研修という形で経験を積み確かな技術の習得へと繋げることができています。

幅広い年齢層の看護師が在籍しているため、たくさんの経験を積んでいます。様々な知識や看護観を持つ看護師の集まりです。先輩看護師の患者さんへの関わりや思いは自身の考え方や視野の広がりに繋がっています。先般看護師達は患者さんへの思いやりが強く、私自身日々多くの刺激を受けています。また、優しくにぎやかで、困ったことがあったら聞きやすい環境です。

自分が行っていきたい看護や、患者さんと関わるうえで大切にしていきたいことを座学や実習を通して見つけていけるといいと思います。私は就職活動をしていくなかで自分を知ること、向き合っていく事がとても重要であると感じました。色々な病院の見学や説明を聞き、自分が行いたい看護を実現できる病院が見つかりますよう、皆さんの就職活動を心より応援しています。

知識・経験不足を日々痛感しています。学生時代の知識や経験はほんの一部であり、臨床にでると初めての経験や気付きの毎日です。不安なことも多いですが、プリセプターの先輩をはじめ、フォローしてくれる先輩方に囲まれ一つ一つ着実に自分の一部にすることが出来ていると思います。

当院では急性期病棟・地域包括ケア病棟・療養病棟があります。急性期、回復期、慢性期、終末期とその時期に応じた必要な看護が学べます。教育体制も整っており、特にリフレッシュ研修で他部署の情報を得たり、同期と交流できる場があることが強みだと思います。