地域医療振興協会
地域医療振興協会の看護師とは いつでも、どこでも、限られた資源の中で、自ら考え行動する看護師
- 所在地
- 東京都
- 病床数
- 5,308床
- 看護師数
- 4,211名
- 募集職種
- 看護師 / 助産師
- 設置母体
- 公的病院(国家公務員、独立行政法人、赤十字等)
創価大学
看護師
2020年
救急科(ICU含む)
Q
現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア先輩からの指導など)について教えてください。
私は本部が主催するへき地・地域医療施設の1泊2日見学研修に参加し、静岡県内の病院や診療所、介護老人保健施設を訪問しました。静岡は東西を山で隔てられており、移動距離が長く、道も曲がりくねっているため、救急搬送時に医師が車酔いすることもあるそうです。電車の本数も少なく、東京の病院を紹介する際には交通手段や休憩場所まで考慮する必要があります。観光シーズンには渋滞で到着が遅れることもあり、観光客や移住者は近隣に家族がいないケースも多く、退院支援の方法も地域によって大きく異なることを実感しました。短期間の研修でしたが、地域の特性や限られた医療資源の重要性について深く考える機会となり、視野が広がりました。
Q
貴院に入職を決めた理由と、志望動機を教えてください。
私が現在暮らしている地元で働きたいという思いから、地域医療に貢献できる地元の病院を志望しました。私は以前に当センターに入院したことがあり、看護師の方々の丁寧な対応や病院全体の温かい雰囲気に安心感を覚え、「自分もここで働きたい」と感じたことが強く印象に残っています。また地域医療振興協会はへき地医療に対しても力を入れています。私自身も離島で生活していた経験もあるため、医療資源が少ないへき地に支援に行くことにも興味がありました。学生時代には働きたい診療科が絞れていなかったため、入職時には幅広い分野を経験できる総合診療内科のある東京北医療センターを選びました。
Q
新人研修教育プログラムについて印象に残っていることや感想を教えてください。
1年目では知識と技術のギャップを痛感しました。学校で学んだことと、実際の現場で求められるスピードや判断力には大きな差がありました。 また、社会人としてのマナーや立ち居振る舞いを身につけるのにも苦労しました。報連相のタイミングや言葉遣い、電話対応、先輩や医師との関わり方など、学生時代には意識してこなかった部分に戸惑うことも多くありました。そんな中でも、徐々にできることが増えていきました。そして、清潔ケアを実施しようとしても受け入れてくれなかった患者さんに、丁寧に声をかけ続けた結果、シャワー浴ができました。入浴後「気持ちよかった」と笑顔で言ってもらえ、信頼関係が築けたことを実感しました。
Q
特長や病棟の雰囲気など、貴院の魅力を教えてください。
東京北医療センターの新人研修は約2ヶ月あり、看護の基礎から実践的なスキルまで幅広く学ぶことができました。感染対策や急変時対応、電子カルテの操作方法など、現場で必要とされる知識や技術を丁寧に指導していただき、安心して業務に臨む準備が整いました。また、同期との絆を深める機会として「リフレッシュ研修」が設けられており、ディズニーランドでの課外研修が実施されました。非日常の空間でリラックスしながら、仲間との交流を深めることができたことで、職場でのコミュニケーションにも良い影響を与えています。この研修を通じて、看護師としての自覚と責任を持ち、チームの一員として協力しながら働く姿勢を養うこことができます。
Q
これから就職活動を行う、看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。
私はもともと急性期病院に興味がありました。入職時には配属部署の希望が通りやすいか、新人研修制度の内容や充実度を重視して就職活動をしました。働き続けられる病院を選ぶため、通勤のしやすさや看護師として勤務するうえでのやりがい、働きやすい環境かを見極めたいと思いました。病院周辺の公共交通機関の利便性、夜勤の回数、休みの取りやすさなどもホームページや病院の資料を集めて確認しました。病院説明会では、先輩看護師や担当者から直接話を聞くことで、職場の雰囲気や働くイメージを具体的に持つことができました。これらの情報をもとに、自分に合った職場を選ぶことができたと感じています。