日本大学医学部附属板橋病院

NICU（新生児集中治療室）は、体重が小さかったり早く生まれてしまったり、出生時から疾患を抱えている赤ちゃんのケアを行う病棟です。私のケアの後は赤ちゃんが中々眠れず泣き続けても、先輩のケア後はスヤスヤと寝ている赤ちゃんを見ることが多くありました。早産児は、未熟な状態で早くお母さんの子宮から出てきているため、生まれてからも子宮内にいるような体位をとることが大切だと先輩から学びました。そのため、赤ちゃんが安心して過ごせるよう心がけ、看護を行っています。

看護師として患者様それぞれに寄り添う看護を目指しており、当院の理念である「人間愛に基づいて良質で高度な医療を実践します」と人間愛という言葉に惹かれ志望しました。また、元々NICUに興味があり、病床数が多く、力を入れていることを知り当院を志望しました。

普段は赤ちゃん中心に看護を行っていますが、新人研修プログラムでは、成人看護の基礎技術や知識を学ぶことができ、看護師としての視野を広げることができました。また他病棟の同期とグループワークをする機会が多く、一緒に頑張ろうと気持ちを高める場となりました。

NICUは重症な新生児ばかりですが、かわいい赤ちゃんたちに毎日癒されて仕事をすることができています。赤ちゃんの治療・観察だけでなく、いずれ家族の元へ帰るためご両親の育児支援や心のケアも大切な仕事の一つです。重症度が高く、生まれて何も出来なかった赤ちゃんがミルクを飲めるようになった姿や初めて両親に抱っこしてもらう様子はとても嬉しく今でも印象に残っています。

NICUは重症度が高く特殊な病棟ですが、赤ちゃんの成長を一番近くで見ることができとてもやりがいがある病棟です。大変なこともありますが、それ以上に喜びや癒しがたくさんあります。是非ここで一緒に楽しく働きましょう！