神戸大学医学部附属病院

病棟の業務内容としては、精神的側面と身体的側面の両方から観察し看護を行う、一言で表すと「生活を看る」視点で看護を行っています。病棟の特徴として、精神疾患の中でも急性期から慢性期まで様々なステージで療養されている患者さんや、精神疾患を持った患者さんが身体的な治療や精査を行うために入院してこられる方もおられます。体調や薬の管理に加え、お話を伺うことで精神的に安定される患者さんも多く、個々の患者や場面に応じたコミュニケーションスキルも非常に重要です。

学生時代の実習経験から精神看護に興味を持ち、最初は精神科の単科病院への入職を考えていました。しかし、将来の看護師像をイメージした時に、精神疾患と身体的な疾患を持った患者さん両方への看護を行うことができる看護師になりたいと思うようになり、合わせて先進医療を経験することができる大学病院で就職先を探すことにしました。 他府県で母校から入職した先輩はおらず、心細い部分もありましたが、「看護で選ばれる病院」というキャッチフレーズと、勤務形態や教育体制、福利厚生が整っていた当院を志望することにしました。

院内研修の内容はオンライン上で確認でき、講習は講義と内容によっては演習もあり、フレキシブルに研修を受講できました。専門性の高い講師の方が指導してくださり。システムや研修内容も充実しているので、安心して知識を深め技術を学ぶことが出来ました。 集合研修では自部署の同期・先輩や他部署の新人看護師と一緒に講義や演習を行う機会もありました。知識や技術だけではなく、仕事内外の情報や悩みを共有することで交友関係の幅が広がり、慣れない環境下で一人暮らしをしていたこともあり、心強かったです。

新人教育と、その先のキャリア育成などの教育体制も充実しています。研修に積極的に参加することができるので、自分のスキルアップにもつながります。休暇制度も充実しているので、仕事とプライベートを両立して働くことができています。基礎疾患に精神疾患を持ちながら、他の身体的な疾患を持つ患者さんや、手術が必要な患者さんなど、幅広い患者さんへの看護を行っています。薬剤師が常駐していることや、平日は毎日カンファレンスを行っており、医師やPSW、OTともすぐに相談して連携が取れるところも大きな魅力です！

学生時代は実習や試験、課題をこなすのに精一杯で、忙しくて辛いこともたくさんあると思います。でもその中で培われた知識や技術、経験はきっと未来の自分への糧になると思います。私は過去に感じたことや経験したことが今の仕事にすごく活きていると感じています。将来の自分がどうありたいかをイメージしながら、今感じている気持ちや考えを大切にして欲しいです。