NTT東日本関東病院

脳疾患を主とする私の病棟では運動機能障害、高次機能障害、認知機能障害のある方の様々な病期の方がいらっしゃいます。そのため、体位変換や、経管栄養、吸引や食事・排泄介助の必要とする方へのケアを行っています。私たちの病棟は入院期間も長くなるため、入院生活がよりよくなるよう、入院前の趣味や生活様式を患者・家族に聴き、入院生活で音楽を流したり、当時の写真を病室に貼るなどしています。

急性期医療で、身体的・精神的に不安定な患者さんやその家族に寄り添い、瞬時に患者産の容態を把握できる看護師になりたいと考え、充実した教育環境・キャリア支援のある急性期病院に努めたいと考えていました。当院は高度な急性期病院であること、ヒューマニティーと医療技術を大切にしている点、ＮＴＴ東日本の理念である「丁寧に業務を遂行する」ための手厚い教育環境に魅力を感じ、志願いたしました。

新人研修は4月から6月上旬まで密に行われました。年間を通じて、ビジネスマナー、看護倫理、処置の仕方など社会人の基本から専門職としての知識・技術を多岐にわたって密に研修を受けました。また、ローテーションでは自分の興味のある病棟の実際を見学したり、普段はみたことのない外来や救急センターの実際を見学したりしました。今、病棟で働いて、予定入院や緊急入院の流れや各センサの注意点を丁寧に教えていただいたため、病棟外のことをイメージして働くことができ、ローテーション経験が役に立っています。

私の病棟では脳疾患を主とする患者様が多く入院されています。予定入院の方もいらっしゃいますが、ほとんどが緊急入院で来られた方です。麻痺や失語、構音障害が残ってしまい、自分の身体の障害を受容できずにいたかたもいらっしゃるため、受容の過程を一緒に歩めるようサポートしています。業務が重なり忙しい日々もありますが、先輩方が「手伝おうか？」と周囲に声をかけてくださるおかげで頼りやすく、相談しやすい環境であることが私たちの病棟の魅力であると考えます。

就職活動を行う上で病院選びはすごく悩む時期だと思います。まずは自分の性格や興味のある分野を座学や実習経験から考え、自分にあった病院を選ぶことが大切であると考えます。そのために、たくさんの病院の見学や説明会の参加、自己分析を行っていってください。

夜勤は一般病棟は9月末～10月、集中治療室や手術室は2年目以降に始まることが多いです。日勤の業務が慣れてきたころに夜勤に入り始めるため、安心できました。