慶應義塾大学病院

入職して６ヶ月が経過し、現在は2人の患者さんを受け持ち看護ケアや業務を行っています。プリセプターという専属の指導者がいるため、わからないことや疑問に思ったことはすぐに聞くことができます。HCU病棟では診療科の垣根を超えて、様々な疾患を持つ患者さんを受け持ち、広い視野と看護技術を早くから培うことができる場所です。毎日受け持った患者さんの疾患や病態に関して先輩看護師とすり合わせをしながら、日々学びを深めることができています。

当院のインターンシップに参加したことが、入職の決め手になりました。インターンシップではHCU病棟に見学に行き、1年目の新人看護師のシャドーイングをさせてもらいました。新人看護師に対する先輩方の教育の姿勢や、医療職者全員で患者さんを守っているという当院のチーム力の高さに驚いたことを今でも覚えています。業務形態としては珍しい三交代制であり、業務時間が８時間サイクルのため、集中して仕事に取り組むことが出来るという点も当院を志望した理由のひとつです。

新人研修では、実際に病棟で働いている先輩看護師や臨床指導ナース、診療看護師の先輩など様々な経験をされている方々と一緒にフィジカルアセスメントや看護技術について学ぶことができます。少しでも疑問に思ったことやわからなかったことはその場で先輩に質問することができるので、実践的な技術を取得することができ、すぐに病棟で生かすことができました。また研修をする中で、同期の看護師と交流を深めることもできます！

当院のHCU病棟の一番の魅力は、幅広い疾患を学ぶことができることです。一つの診療科が定められていことで、知識の幅が広がるだけでなく、高度なアセスメント能力を培うことができます。また、HCUでは集中的な医療を必要としている患者さんが多いです。そのため、看護師だけでなく、医師・栄養士・理学療法士・薬剤師など専門職の方々とも関わりが深く、チームとして多職種全員が患者さんの生活を守ることに全力を尽くしている病院であると感じています。

たくさんの病院があるため、1つの病院に決めるのはかなり大変だと思います。いろんな病院のインターシップやオープンホスピタルに積極的に参加し、自分の目で実際の病院の雰囲気を感じることが大切だと思います。業務形態や福利厚生なども就職活動を行う上で重要なポイントではありますが、何よりも自分が働きたい！と思える場所を選ぶと良いと思います。そんな病院に皆さんが出会えることを願っています。当院でもお待ちしております！

それぞれの病棟によって異なると思いますが、HCU病棟では7月から夜勤が始まりました。集中治療を必要とする患者さんが多くいらっしゃるため、他の病棟よりも夜勤に入れるようになるまで少し時間がかかります。夜勤は日勤帯よりも業務自体は少ないですが、その分看護師の人数も少なくなるため、よりチームでの情報共有や協力が必要になります。リーダーを中心として患者さんの情報を共有し、声を掛け合って業務に取り組んでいます。

HCU病棟では前残業0の取り組みを行っており、8時前のカルテログインができないようになっています。この取り組みを開始してから、朝に余裕を持って出勤することができるようになりました。新人・先輩関係なく、8時ミーティングまでに出勤し、8時から情報収集を行っています。前残業がなくなったことで効率的な情報収集の方法を少しずつ身につけていくことができています。業務後の残業も減らせるように、リーダーがチームのメンバーに声をかけ、こまめに業務調整を行ってくれます。

私は、病院から徒歩5〜7分ほどの看護師寮に住んでいます。家賃は階によって違い、3〜5万円ほどです。広さは6〜7畳ほどで広くはないですが、1人で暮らすには十分だと思います。何より病院からとても近いので、出勤と帰宅がとても楽です。また新宿や渋谷、国立競技場などが近く、休日も気軽にお出掛けすることができ、充実した日々を過ごすことができています。看護師寮は同期も住んでいるため、気の知れた同期とすぐに会うことができるのも大きなメリットです。