東邦大学医療センター大森病院 教育研修制度｜THE LEADING NURSE

　当院の教育は、「専門職業人として学び続け、心によりそう看護を提供する」という理念を実現できるよう「豊かな人間性と高い技能を持った看護師の育成」を目指しています。“心によりそう”ためには、専門職としての知識、技術、態度（姿勢）が必要です。皆さんも「こんな看護がしたい」という思いで入職されると思います。その思いを実現していけるように、看護観を深める「看護について考える研修」を大切にしています。
　新人教育においては、安心して看護師としての一歩を踏み出せるよう、新人看護師の状況に合わせた研修を実施しています。不安を抱えている4月には、基礎教育で得た看護技術を臨床で活かすための研修（生活援助・診療補助技術研修など）を行います。5～6月には、先輩の支援を受けながら患者さんを受け持ちますが、さまざまな人間関係の中で働くというストレスを感じる時期にあります。自分のストレス傾向を知り、対処行動をとれるようメンタルヘルス座談会を企画しています。7月は夜勤を経験する時期です。できることが増えた喜びや自信を感じる一方、多重課題と向き合う時期にあります。多重課題研修を通して、自分の判断・考え・状況を伝え、周囲の支援を得ながら乗り越えるための対処を学びます。また、新人同士で語り合う交流会を行っています。お互いの思いを共有し、ともに頑張ろうと実感する機会になっています。これらの集合教育は、各部署の分散教育と連動しています。
　1年を通して、新人看護師の成長と学習の段階に合わせた集合研修を行い、現場では部署全体で新人を見守り支援しています。
　大森病院で、看護師としての第一歩を安心して踏み出してください。